更年期のホットフラッシュ|ほてり・のぼせを和らげる養生法と鍼灸治療

「急に顔が熱くなる」
「汗が止まらなくなる」
「暑くないのにのぼせてしまう」
ホットフラッシュは、更年期障害でみられる代表的な症状のひとつです。
特に暑さが増すこれからの時期は、ほてりやのぼせのお悩みが増える傾向があります。
今回は、ホットフラッシュについて東洋医学の視点からご説明するとともに、ご自宅でできる養生法や鍼灸治療についてご紹介いたします。
ホットフラッシュとは
ホットフラッシュとは、
- 顔や首が急に熱くなる
- 上半身に汗をかく
- 夜中に暑くて目が覚める
といった症状を指します。
更年期には女性ホルモンの分泌が大きく変化し、自律神経のバランスも乱れやすくなります。
その結果、体温調節にも影響が及び、ほてりや発汗などの症状が現れると考えられています。
東洋医学で考えるホットフラッシュ
東洋医学では、更年期の不調をホルモンバランスの問題だけでなく、お身体全体のバランスの変化として捉えます。
ホットフラッシュの方によくみられる状態のひとつが、
「上実下虚(じょうじつかきょ)」
です。
上実下虚とは、熱や気が上半身に偏り、下半身の力や温かさが不足している状態を指します。
そのため、
- 顔がほてる
- 頭がのぼせる
- 汗が出る
- 足元が冷える
といった状態が現れやすくなります。
実際に、ホットフラッシュでお悩みの方の中には、のぼせと冷えを同時に感じている方も少なくありません。
ご自宅でできる養生法
足元を冷やさない
顔が熱いと薄着になりたくなりますが、足元の冷えはお身体のバランスを崩しやすくなります。
- 靴下を活用する
- 冷房の風を直接受けない
- 足湯を取り入れる
など、足元を温かく保つことを意識してみましょう。
軽い運動を取り入れる
ウォーキングやストレッチなどの軽い運動は、気血の巡りを整えるのに役立ちます。
激しい運動よりも、無理なく継続できる運動がおすすめです。
睡眠と休息を大切に
更年期は睡眠の質が低下しやすい時期でもあります。
睡眠不足や疲労の蓄積は、自律神経のバランスに影響を与えることがあります。
お忙しさから十分な睡眠時間を確保するのが難しい方や、更年期の症状による不眠でお悩みの方もいらっしゃると思います。
少しでも空いた時間にお身体を休めたり、心が落ち着く空間を意識してみてください。
飲食にもひと工夫
- アルコール
- 香辛料
- カフェイン
などは、ほてりや発汗に影響を与える場合があります。
体調に合わせて、無理のない範囲で調整してみましょう。
太渓(たいけい)のツボを活用する
太渓(たいけい)は、内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみにあるツボです。
更年期にみられるほてりやのぼせ、不眠などのお悩みに対して用いられることが多いツボのひとつです。
ご自宅でのセルフケアとして、指で優しく押したり、お灸をするのもおすすめです。
鍼灸治療について
鍼灸では、気血の巡りを整えながら、お身体全体の調和を目指していきます。
ホットフラッシュという同じ症状でも、
・のぼせが強い方
・冷えが強い方
・不眠を伴う方
・イライラしやすい方
など、不調のあらわれ方はお一人おひとり異なります。
当院では東洋医学に基づき、全身の状態を丁寧に確認しながら施術を行い、更年期に伴うさまざまなお悩みに対応しています。
更年期障害に対する鍼灸治療については、こちらのページで詳しくご紹介しています。
▶ 更年期障害の鍼灸治療はこちら
https://luciole-hari.com/climacteric-disorder/
まとめ
ホットフラッシュは、更年期障害のつらい症状のひとつです。
これから暑い季節を迎えますが、頑張り過ぎず、日々の養生を取り入れながら、お身体を整えていきましょう。
お悩みが続く場合は、無理をなさらずお気軽にご相談ください。
Lucioleはりきゅう院
宇佐美 敦士


