陰陽調和
東洋医学の基本概念は「陰陽論」に基づいています。
難しいように感じる方もいるかもしれませんが、
その考え方はとてもシンプルで理にかなっています。
季節で例えると冬は「陰」、夏は「陽」となります。
今の時期、自然界も冬の陰の気から少しずつ春夏に向けて陽の気が育まれています。
身体も季節に合わせてシフトチェンジの時ですね。
変化のタイミングは身体のアンバランスが起きやすく、いわゆるギックリ腰や寝違えなどの急性症状が出やすくなります。
普段から養生法や鍼灸施術により
体内の「陰陽調和」をはかることで、
季節の変化に対応できる身体づくりにつながります。
急性疼痛や拘縮を起こさないための養生法として
荷物を持ち上げるときは息を吐くこと
前屈みになるときは膝をゆるめるなど
エネルギーの抜ける空間を保つことが大切です。
心も身体も上手に逃げ場をつくってあげることが
しなやかに歩む一つのエッセンスだと感じています。
Lucioleはりきゅう院
宇佐美 敦士